ミャンマーのGLAD、携帯電話事業者Mytelへの出資を終了
- 2021年03月13日
- 海外携帯電話
ミャンマー(ビルマ)のGolden Land East Asia Development (GLAD)は同国の移動体通信事業者(MNO)でMytelとして展開するTelecom International Myanmarに対する出資を終了したと発表した。
Telecom International MyanmarはベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の子会社で同国のViettel Global Investment、ミャンマーのMyanmar Economic Corporation (ミャンマー経済公社:MEC)の子会社で同国のStar High、ミャンマーの特別目的事業体であるMyanmar National Telecom Holding (MNTH)が設立した合弁会社である。
持分比率はViettel Global Investmentが49%、Star Highが28%、Myanmar National Telecom Holdingが23%となっている。
Golden Land East Asia DevelopmentはMyanmar National Telecom Holdingを通じてTelecom International Myanmarに資本参加していたが、Myanmar National Telecom Holdingの既存の所有者に対してMyanmar National Telecom Holdingの株式を売却したという。
また、Golden Land East Asia DevelopmentはMyanmar National Telecom HoldingおよびTelecom International Myanmarへの関与の状況も説明している。
従来からMyanmar National Telecom Holdingに対する持分比率は3.55%、Telecom International Myanmarに対する持分比率は0.8165%にとどまるため、ともに経営権を保有しているわけではない。
Myanmar National Telecom Holdingには非常勤役員を派遣していたが、Telecom International Myanmarには役員を派遣しておらず、いずれの経営にも関与していないことを明確化した。
Telecom International Myanmarの経営にはStar Highを通じてミャンマー国軍が関与しているため、ミャンマー国内外の取引先やミャンマー国内の顧客などがTelecom International Myanmarを避ける動きが加速している。
Golden Land East Asia Developmentとしても立場を明確化するために、Telecom International Myanmarとの関与を終了することになった。
これまでに、ミャンマーのInternational Power Generation (IPG)も同様の措置を講じたことが分かっている。
なお、Telecom International MyanmarはNationwide Telecommunications Licenceに基づきミャンマー全土を対象区域とする第4の移動体通信事業者として2016年9月19日に設立された。
設立当初の社名はMyanmar National Tele & Communicationsであるが、Telecom International Myanmarに社名を変更した。
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