NTT西日本、ローカル5Gの無線局免許を取得
- 2021年04月28日
- Local 5G
NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE WEST CORPORATION (西日本電信電話:以下、NTT西日本)はローカル5Gの無線局免許を取得した。
NTT西日本および総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の近畿総合通信局がそれぞれ発表しており、近畿総合通信局は2021年4月27日付けでNTT西日本に対してローカル5Gの無線局免許を付与したという。
免許人はNTT西日本、無線局の種別は基地局および陸上移動局、周波数はサブ6GHz帯の4.7GHz帯、基地局の送受信所は大阪府大阪市都島区である。
ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式を導入することになり、4.7GHz帯のNR BandはFR1のn79となる。
NTT西日本は大阪市都島区で建設中の新本社ビルのエレベータ組立工事現場に4Kカメラとローカル5Gのシステムを展開する。
ローカル5Gを経由してエレベータ組立工事現場の映像を伝送し、映像解析技術を用いて安全監視を行うという。
なお、NTT西日本が大阪市都島区で建設中の新本社ビルは2021年10月に竣工予定である。
4.7GHz帯は拡張周波数のローカル5Gとなる。
総務省は2019年12月24日にローカル5Gを制度化したが、当初の周波数範囲はミリ波(mmWave)の28GHz帯で28200~28300MHzに限定されていた。
2020年12月18日に28GHz帯では28300~29100MHzの周波数範囲を追加したほか、サブ6GHz帯の4.5GHz帯では4600~4900MHzを新規にローカル5Gで利用できるよう制度整備した。
2020年12月18日に制度整備した周波数のローカル5Gが拡張周波数のローカル5Gと呼称されており、総務省は2020年12月18日より拡張周波数のローカル5Gの無線局免許の申請を受け付けている。
4600~4900MHzは世界的には4.5GHz帯と呼称されることが多い周波数であるが、総務省などはローカル5G向けの一部の周波数範囲を4.7GHz帯と呼称する場合がある。
これまでに、NTT西日本は2020年12月18日付けで拡張周波数のローカル5Gの無線局免許を申請したことを発表していた。
NTT西日本としては周波数に関係なく初めてローカル5Gの無線局免許を申請および取得したことになる。
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