スポンサーリンク

NTTドコモが5Gエリアの品質向上に関して案内、6月末までに対策を実施



NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)のエリアの品質向上に関して案内を掲載した。

2021年6月9日付けで掲載した案内ではNTT DOCOMOは顧客に快適な通信を提供できるよう、顧客の声をもとに通信品質の向上に取り組んでいるという。

5Gに関してはエリアの拡大に向けて取り組んでいるが、5Gのエリアの端などで通信速度の低下および通信速度の低下に伴うアプリケーションやブラウザのエラーが発生する事象が稀に発生する場合が認められた。

5Gの通信速度の低下とそれに伴い発生する事象の改善に向けて、2021年6月末までに必要な対策を実施すると説明している。

また、5Gの基地局を1万局まで拡大することで、より一層の5Gのエリアの品質向上に努める方針である。

5Gの通信速度の低下とそれに伴い発生する事象は5Gの電波の品質が悪い場所で発生するため、場所を移動すると回復することがある。

同一の場所で利用時に継続して発生する場合には、端末の設定メニューから優先ネットワークの設定で4G/3G/GSMを選択すると、5Gの電波の状況に関係なく第4世代移動通信システム(4G)を利用できると案内している。

NTT DOCOMOが案内する通りに設定すると、端末の設定で5Gを無効化することになるため、再び5Gを利用する場合には優先ネットワークの設定を5G/4G/3G/GSMに戻す必要がある。

設定の手順や項目の名称は機種によって異なる場合があることを留意しておきたい。

NTT DOCOMOは2020年3月25日に5Gを商用化した。

5Gの無線方式はNR方式で、無線アクセスネットワーク(RAN)構成は4GのLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3を採用する。

当初、周波数はサブ6GHz帯の3.7GHz帯および4.5GHz帯を使用し、下りは256QAMおよび4×4 MIMO、上りは64QAMを実装して通信速度は下り最大3.4Gbps/上り最大182Mbpsで提供してきた。

2020年9月23日よりミリ波(mmWave)の28GHz帯も使用を開始し、28GHz帯では下りと上りともに64QAMおよび2×2 MIMOを実装して下り最大4.1Gbps/上り最大278Mbpsで提供を開始することになった。

5Gの通信速度は高速化を継続しており、2020年11月4日には端末のソフトウェアのアップデートに伴い28GHz帯で上り最大480Mbpsに高速化、2020年12月7日には3.7GHz帯と4.5GHz帯の組み合わせで下りのキャリアアグリゲーション(CA)を実装して下り最大4.2Gbpsに高速化、2020年12月16日には3.7GHz帯および4.5GHz帯で上りの256QAMを実装して上り最大218Mbpsに高速化した。

NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257となる。

なお、NTT DOCOMOが公表する5Gの通信速度はNR方式とLTE方式で同時通信を行うE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用時の規格上の理論値である。

実際の通信速度は通信環境に応じて変化することを留意しておきたい。

NTT DOCOMO

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK