フィリピンのDITO、加入件数が100万件に
- 2021年06月23日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるDITO Telecommunity Corporationは加入件数が100万件に達したことを発表した。
2021年6月16日までに加入件数が100万件を超えており、加入件数はさらに伸長しているという。
2021年3月8日の12時(フィリピン標準時)に移動体通信事業者として携帯通信サービスを商用化したため、加入件数は商用化から3ヶ月強で100万件に到達したことになる。
商用化の当初は提供エリアがセブ都市圏およびダバオ都市圏に限定されていた。
具体的にはセブ都市圏では中部ビサヤ地方のセブ州の州都・セブ市を含めた10市町、ダバオ都市圏ではダバオ地方のダバオ特別市、ダバオ州の州都・タグム市、南ダバオ州の州都・ディゴス市を含めた5市町が最初の提供エリアとなった。
提供エリアは順次拡大しており、2021年5月17日にマニラ首都圏(メトロ・マニラ)の通称で知られる国家首都地域(NCR)にも提供エリアを拡大した。
2021年5月17日にはフィリピンの首都・マニラ市、旧首都・ケソン市、DITO Telecommunity Corporationの本社が所在するタギッグ市を含めた国家首都地域のすべての市町を提供エリアに追加しており、加入件数の伸長が加速することになった。
また、DITO Telecommunity Corporationは販路の拡大や特典の提供などを強化して加入を促進しており、一連の施策が加入件数の増加に貢献している。
通信方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を導入しており、将来的に第5世代移動通信システム(5G)のNR方式も導入する計画である。
DITO Telecommunity Corporationのほかにフィリピン全土を対象区域とする移動体通信事業者はSmart CommunicationsおよびGlobe Telecomが存在する。
そのため、DITO Telecommunity Corporationは第3の移動体通信事業者として新規参入した。
2021年第1四半期末の時点ではSmart Communicationsの加入件数は71,804,412件、Globe Telecomの加入件数は79,765,732件である。
Smart Communicationsは7,000万件以上、Globe Telecomは8,000万件に近い状況となっている。
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