ASUSとQualcomm共同開発のEXP21 SmartphoneがFCC通過、ミリ波5G対応で技適マーク確認
- 2021年06月24日
- Android関連
台湾のASUSTeK Computer (華碩電脳)製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「ASUS_I007D」が2021年6月23日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはMSQI007D。
モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 2600(n7)/2300(n30)/1900(n2/n25)/ 1700(n66)/850(n5)/800(n26)/ 700(n12/n13/n14)/600(n71) MHz, NR (FR1, TDD) 3700(n77)/3500(n78)/ 2600(n38)/2500(n41) MHz, NR (FR2, TDD) 39000(n260)/28000(n261)/26000(n258) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2300(B30)/1900(B2/B25)/ 1700(B4/B66)/850(B5)/800(B26)/ 700(B12/B13/B14/B17)/600(B71) MHz, LTE (TDD) 3700(B43)/3600(B48)/3500(B42)/ 2600(B38)/2500(B41)/2300(B40) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, CDMA2000 1900(BC1)/800(BC0/BC10) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応しており、周波数は2.4GHz帯に加えて5GHz帯および6GHz帯も利用できる。
ASUS_I007Dは未発表端末のメーカー型番である。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でも認証を受けており、5Gに対応することが分かる。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gとなり、n13およびn26はSA構成に限り動作する。
周波数はサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2に対応し、ASUSTeK Computer製のスマートフォンとしては最初のFR2に対応したスマートフォンとなる。
FCCではラベルが公開されており、ラベルには特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(以下、技適マーク)を確認できる。
技適マークに併記される電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はADF210006003で、電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号は003-210018である。
日本の認証である技適マークを確認できたため、日本で発売するために準備を進めていると考えられる。
ラベルには日本のほかに中国、香港特別行政区、インド、欧州、米国、カナダの認証も表示されており、日本を含めたグローバルで展開すると思われる。
また、FCCおよび台湾の国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)の認証では製品名がEXP21 Smartphoneと記載されている。
すでに中国の工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)傘下の電信設備認証中心(Telecommunication Equipment Certification Center)の認証では外観が公表されており、本体のリアパネルにはASUSTeK Computerが保有するASUSのロゴに加えて米国のQualcomm Technologiesが保有するSnapdragonのロゴも確認できる。
Qualcomm Technologiesが開発に参加したと思われ、ASUSTeK Computerと共同で開発するスマートフォンと予想できる。
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