米DISHがオリジナルスマホCelero 5Gを準備中
- 2021年08月02日
- Android関連
米国(アメリカ)のDISH Networkの完全子会社で同国の仮想移動体通信事業者(MVNO)であるDISH Wirelessは第5世代移動通信システム(5G)に対応したオリジナルのスマートフォンを準備していることが分かった。
中国のWingtech Technology (聞泰科技)製のWTCELERO5Gが2021年7月5日付けでWi-Fi Alliance、2021年7月29日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)、2021年7月31日付けでBluetooth SIGの認証を通過した。
各種認証ではWTCELERO5Gの仕様の一部が判明している。
通信方式はNR (FR1, FDD) 1900(n25)/1700(n66)/600(n71) MHz, NR (FR1, TDD) 2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1900(B2/B25)/1800(B3)/ 1700(B4/B66)/900(B8)/ 850(B5)/800(B20/B26)/ 700(B12/B13/B28)/600(B71) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41)/2300(B40) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/ 1700(IV)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応する。
Bluetooth 5.1、無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、FMラジオも利用できる。
製品名がCelero 5Gとなることも判明しており、すでにDISH Wirelessが商標を出願している。
そのため、DISH Wirelessが展開するオリジナルの5Gに対応したスマートフォンと考えられる。
開発および製造は各種認証で申請者として機能するWingtech Technologyが担当する。
DISH Wirelessは仮想移動体通信事業者として携帯通信事業を展開しているが、移動体通信事業者(MNO)として新規参入する予定である。
移動体通信事業者として新規参入するために5G向け周波数もすでに取得している。
海外領土を除いた全米で移動体通信事業者として基地局を開設する計画で、5Gの基地局はFUJITSU (富士通)などから調達することも決定した。
米国では5Gの基地局でFUJITSUを採用する最初の移動体通信事業者となる。
なお、Wingtech Technologyは過去に米国の移動体通信事業者が展開するオリジナルの5Gに対応したスマートフォンの開発および製造を担当した実績がある。
米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAが展開するオリジナルの5Gに対応したスマートフォンの一部の開発および製造を担当した。
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