NTTドコモ向けFCNT製らくらくスマートフォン F-52BがFCC通過

NTT DOCOMO向けのFCNT製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「F-52B」が2021年12月14日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission：以下、FCC)の認証を通過した。

FCC IDは2AYY9FMP188である。

モバイルネットワークはLTE (FDD) B5/B12, W-CDMA V, GSM 850/1900で認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFCの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。

F-52BはNTT DOCOMOよりらくらくスマートフォン F-52Bとして発表されている。

日本国内で製造する日本製のスマートフォンで、地上デジタルテレビ放送はISDB-T方式のワンセグの視聴が可能である。

また、らくらくスマートフォンのラインナップでは初めて第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した。

FCC IDの製品コードがFMP188であるため、メーカー型番はFMP188から始まることが分かる。

FMP188から始まるメーカー型番としてはFMP188-KIKUがすでに電波法に基づく工事設計認証を取得しており、FMP188-KIKUがF-52Bのメーカー型番で、KIKUがF-52Bのコードネームと考えられる。

日本の認証となる工事設計認証ではモバイルネットワークはNR (FR1, TDD) n78/n79, LTE (FDD) B1/B3/B19, LTE (TDD) B42で通過しており、工事設計認証で通過した周波数が日本で利用できる周波数となる。

ただ、工事設計認証はメーカー型番で通過しているため、最終的には機器名称をF-52Bとして再通過することになると思われる。

再通過では周波数の追加など変更が行われる場合があることに留意しておきたい。

発売日は確定しておらず、2022年2月以降に発売する予定である。

コメントは受け付けていません。