サムスン電子が2021年Q4の業績を発表、プレミアムスマホが好調
- 2022年01月31日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は2021年第4四半期および2021年通期の業績を発表した。
2021年12月31日に終了した3ヶ月間となる2021年第4四半期および2021年12月31日に終了した12ヶ月間となる2021年通期の業績を案内している。
連結売上高は2021年第4四半期が前年同期比24.4%増の76兆5,700億韓国ウォン(約7兆2,952億円)、2021年通期が前年同期比18.1%増の279兆6,000億韓国ウォン(約26兆6,389億円)、当期純利益は2021年第4四半期が前年同期比64.0%増の10兆8,400億韓国ウォン(約1兆330億円)、2021年通期が前年同期比51.1%増の39兆9,100億韓国ウォン(約3兆8,034億円)となった。
業績の発表に伴い部門および事業部ごとの業績も公表した。
IT&Mobile Communications (IM)部門の売上高は2021年第4四半期が前年同期比29.6%増の28兆9,500億韓国ウォン(約2兆7,582億円)、2021年通期が前年同期比9.7%増の109兆2,500億韓国ウォン(約10兆4,088億円)である。
なお、IM部門はスマートフォンをはじめとする携帯端末に関する事業を担当するモバイル・エクスペリエンス事業部および無線装置をはじめとする基地局に関する事業を担当するネットワーク事業部で構成されている。
モバイル・エクスペリエンス事業部は旧名称が無線事業部で、名称の変更前後で事業範囲に変更はない。
IM部門は2022年よりConsumer Electronics (CE)部門と統合してDevice eXperience (DX)部門に再編しており、2022年第1四半期の業績報告から業績区分を変更すると思われる。
モバイル・エクスペリエンス事業部の売上高は2021年第4四半期が前年同期比29.1%増の27兆7,000億韓国ウォン(約2兆6,391億円)、2021年通期が前年同期比9.0%増の104兆6,800億韓国ウォン(約9兆9,734億円)となった。
連結売上高のうちIM部門が占める比率は2021年第4四半期が37.8%、2021年通期が39.1%であるため、全体のうち4割弱がIM部門となる。
業績報告の業績区分を基準としてIM部門は2021年第4四半期および2021年通期ともにDevice Solutions (DS)部門に次いで2番目に大きい規模を有する。
また、IM部門の売上高のうちモバイル・エクスペリエンス事業部が占める比率は2021年第4四半期が95.7%、2021年通期が95.8%となるため、大半がモバイル・エクスペリエンス事業部で、ネットワーク事業部は小規模にとどまる。
2021年第4四半期は部品の供給不足が発生したが、Samsung Galaxy SおよびSamsung Galaxy Zシリーズで展開するプレミアムなスマートフォンの販売が好調で、モバイル・エクスペリエンス事業部の実績が全体の好業績に大きく貢献した。
ネットワーク事業部は第5世代移動通信システム(5G)の整備を中心に国際展開を推進する方向で、2022年第1四半期には欧州(ヨーロッパ)で事業規模を拡大する計画である。
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