日本の携帯電話事業者各社、トンガで国際ローミング復旧を案内
- 2022年02月27日
- 携帯電話総合
日本の携帯電話事業者各社はトンガで国際ローミングが復旧したことを案内した。
トンガでは2022年1月15日より国際ローミングで音声通話の発着信、SMSの送受信、データ通信を利用できない状況もしくは利用しづらい状況が発生していた。
SoftBankは2022年2月22日にトンガで国際ローミングが復旧したことを案内しており、日本の携帯電話事業者としては最も早いタイミングで復旧報を掲載したことになる。
NTT DOCOMOは2022年2月24日にトンガの一部で国際ローミングが復旧したことを案内したが、トンガの通信環境によって国際ローミングを利用しづらい状況が発生する場合があるという。
KDDIは2022年2月25日にトンガで国際ローミングが復旧したことを案内している。
なお、KDDIは2022年1月31日をもってトンガでは国際ローミングでデータ通信の提供を終了することを予定していたが、トンガの状況を鑑み当面は国際ローミングでデータ通信の提供を継続する。
データ通信の提供を終了する新たな日程は掲載していない。
トンガの状況を考慮して決定次第案内すると思われる。
また、NTT DOCOMOおよびSoftBankはトンガ向けの国際電話および国際SMSも復旧したことを国際ローミングの復旧報と同日に案内している。
トンガでは2022年1月15日に発生した大規模な海底火山の噴火の影響で海底ケーブルが破損し、国際通信が全面的に停止したため、国際ローミングを利用できない状況が発生したほか、トンガ向けの国際電話および国際SMSを利用できない状況も発生した。
暫定的な措置として衛星を活用して国際通信を復旧したが、衛星では容量が限定的であるため、国際通信の全面的な復旧には海底ケーブルの修理が必要となっていた。
トンガとフィジーの間で敷設した海底ケーブルの修理の完了に伴い、2022年2月22日よりトンガの本島であるトンガタプ島およびエウア島では国際通信が完全に復旧している。
そのため、日本の携帯電話事業者各社は2022年2月22日よりトンガで国際ローミングを順次再開したと考えられる。
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