リトアニアのMEZONが5Gを商用化、固定通信用途で展開
- 2022年02月27日
- 海外携帯電話
リトアニアの移動体通信事業者(MNO)であるMEZONは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年2月22日より5Gの提供を開始している。
第4世代移動通信システム(4G)は携帯通信用途でも展開しているが、5Gは家庭向けの固定通信用途に限定して展開を開始する。
将来的には4Gと同様に5Gも携帯通信用途で展開すると思われる。
5Gを商用化した時点ではヨーナバが唯一の5Gの提供エリアとなる。
5Gの提供エリアは順次拡大する予定であるが、詳細な拡大の計画は公表していない。
5Gに対応した料金プランは1種類を用意しており、月間データ通信容量は無制限で、通常の月額料金は29ユーロ(約3,780円)に設定されている。
2022年2月22日から2022年3月22日までにオプションとセットで24か月の定期契約で加入すると、最初の24か月間に限り8.99ユーロ(約1,170円)の月額料金で利用できるが、25か月目以降は通常の月額料金となる。
オプションの月額料金は最初の12か月間に限り無料で、13か月目以降は通常の月額料金である9.99ユーロ(約1,300円)を適用する。
5Gに対応した端末は中国のHuawei Technologies (華為技術)製の据置型無線LANルータをレンタルで利用する必要があり、最初の24か月間はレンタル料として4ユーロ(約520円)の月額料金が発生することに留意しておきたい。
オプションとセットで24か月の定期契約に加入した場合の合計の月額料金は1か月目から12か月目が12.99ユーロ(約1,690円)、13か月目から24か月目が22.98ユーロ(約2,990円)、25か月目以降が38.99ユーロ(約5,080円)となる。
5Gの無線方式はNR方式を採用している。
周波数はサブ6GHz帯の2.3GHz帯を使用しており、NR BandはFR1のn40である。
通信環境が良好な場所では下りの通信速度は600Mbpsに達する。
リトアニアの移動体通信事業者としては2番目に5Gを商用化したことになる。
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