NTTドコモ向けシャープ製5GスマホSH-51Cが技適通過
- 2022年04月06日
- docomo-SHARP
NTT DOCOMO向けのSHARP製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「SH-51C」が2022年3月4日付けでオランダのTELEFICATIONを通じて電気通信事業法に基づく設計認証を通過した。
特定無線設備の技術基準適合証明等のマーク(技適マーク)に併記される電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号はADF22-0016201である。
電気通信事業法に基づく設計認証の設計認証番号がADFから始まるため、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を日本国内で利用できる。
なお、SH-51Cの認証業務を実施したTELEFICATIONはオランダに所在する登録外国適合性評価機関で、相互承認協定(MRA)の規定に基づき日本向けの認証業務を行える。
SH-51Cは未発表端末の型番である。
型番規則からNTT DOCOMO向けの端末で、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応することが分かる。
説明欄にはSmart phoneと記載されているため、5Gに対応したスマートフォンであることが決定的となっている。
その他の詳細は不明であるが、2022年3月下旬以降に4機種のSHARP製のスマートフォンが米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過している。
FCCではメーカー型番で認証を通過したが、TELEFICATIONと認証を通過した時期が近いため、4機種のいずれかがSH-51Cに該当すると推測できる。
4機種ともFCCの認証で無線LANの規格はIEEE 802.11axに対応しないことが確定しており、ハイエンドではないと考えられる。
TELEFICATIONではSH-51Cと同日にSoftBank Corp.向けのA203SHも電気通信事業法に基づく設計認証を通過したため、SH-51CおよびA203SHは販売元の移動体通信事業者(MNO)が異なる同等のスマートフォンになると思われる。
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