OPPO Reno7 Aの3型番はハードウェア共通、A201OPもn41に対応へ
- 2022年06月29日
- Android関連
中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のスマートフォン「OPPO Reno7 A (CPH2353)」、「OPPO Reno7 A OPG04」、「OPPO Reno7 A (A201OP)」はハードウェアが共通であることが確認できた。
CPH2353はRakuten Mobile (楽天モバイル)向けを含めてメーカーの製品、OPG04はKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)の製品、A201OPはSoftBank Corp.の製品となる。
米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を取得時に付与されるFCC IDはCPH2353とOPG04がR9C-CPH2353で共通し、A201OPがR9C-A201OPとなっている。
FCCが公開した資料ではA201OPはモデル名とFCC IDを除いてCPH2353と電気的に共通で、試験結果はCPH2353が代表すると説明している。
CPH2353とOPG04はFCC IDが共通の時点で電気的に共通と判断できるため、CPH2353とOPG04に加えてA201OPもハードウェアは共通と分かる。
また、電波法に基づく工事設計認証の工事設計認証番号はCPH2353とOPG04が018-220021で共通し、A201OPが018-220054である。
FCCや工事設計認証ではCPH2353とOPG04は共通の認証番号で、同一機器の扱いであるが、A201OPは異なる認証番号で通過したことになる。
各型番の仕様を確認すると、対応周波数にCPH2353とOPG04はn41を記載しているが、A201OPは記載していない。
ただ、工事設計認証ではA201OPも証明規則第2条第54号の6に規定する特定無線設備で通過しており、ハードウェアとしてはn41を実装していることが確定している。
A201OPの場合は将来的にソフトウェアのアップデートを実施してn41を有効化すると思われる。
n41は2.5GHz帯のTDDの周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)である。
日本国内では広帯域移動無線アクセス(BWA)向け周波数で5Gの無線方式としてNR方式を導入する場合にn41として運用することになる。
KDDIの連結子会社であるUQ Communicationsが日本で最初にn41を導入する。
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