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米国版のGalaxy Z Fold4およびGalaxy Z Flip4の対応バンドが判明



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Samsung Galaxy Z Fold4」および「Samsung Galaxy Z Flip4」の米国(アメリカ)向け型番の通信方式と対応周波数が判明した。

米国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証をSM-F936Uが2022年7月8日付け、SM-F721Uが2022年7月12日付けで通過している。

Samsung Electronicsの型番規則を考慮すると、それぞれ米国版のSamsung Galaxy Z Fold4およびSamsung Galaxy Z Flip4の型番に該当する。

FCCでは仕様の一部を公開しており、通信方式と対応周波数が判明した。

いずれも通信方式と対応周波数は共通で、NR (FR1, FDD) n1/n2/n3/n5/n7/ n8/n12/n20/n25/ n28/n30/n66/n71, NR (FR1, TDD) n38/n41/n48/n77/n78, NR (FR2, TDD) n257/n258/n260/n261, LTE (FDD) B1/B2/B3/B4/B5/ B7/B8/B12/B13/B14/ B18/B19/B20/B25/B26/ B28/B30/B66/B71, LTE (SDL) B29, LTE (TDD) B38/B39/B40/ B41/B46/B48, W-CDMA I/II/IV/V/VIII, GSM 850/900/1800/1900を利用できる。

Samsung Galaxy Z Fold3 5GとSamsung Galaxy Z Flip3 5Gでは米国版でも対応周波数は異なるが、米国版のSamsung Galaxy Z Fold4およびSamsung Galaxy Z Flip4では共通となる。

米国版のSamsung Galaxy Z Fold3 5GおよびSamsung Galaxy Z Flip3 5Gからの変更点としては、新たにNR (FR1, FDD) n1/n3/n7/ n8/n20/n28, NR (FR1, TDD) n38/n48, NR (FR2, TDD) n257/n258に対応した。

一方、米国版のSamsung Galaxy Z Fold3 5GからはCDMA2000 BC0/BC1/BC10が非対応、米国版のSamsung Galaxy Z Flip3 5GからはCDMA2000 BC0/BC1が非対応となった。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式では多くのNR Bandを追加したが、第3世代移動通信システム(3G)のCDMA2000方式は完全に非対応となることが分かる。

CDMA2000方式は米国の主要な移動体通信事業者(MNO)が導入したが、2022年5月31日にはSprintが停波を完了しており、2022年12月31日にはVerizon Wirelessとして携帯通信事業を行うCellco Partnershipが停波する予定である。

米国では2022年12月31日をもって主要な移動体通信事業者が導入したCDMA2000方式の停波が完了することになるため、もはやCDMA2000方式は対応する必要がない。

Samsung Electronicsは2022年8月10日に発表会を開催してSamsung Galaxy Z Fold4およびSamsung Galaxy Z Flip4を発表する。

FCC

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