韓国最大手のSK Telecomが2022年Q2の業績を発表
- 2022年08月10日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2022年第2四半期の業績を発表した。
2022年6月30日に終了した3か月間となる2022年第2四半期の連結売上高は前年同期比4.0%増の4兆2,900億韓国ウォン(約4,433億4,447万円)、当期純利益は前年同期比67.6%減の2,580億韓国ウォン(約266億6,630万円)となった。
業績の発表に伴い事業別の業績も公表している。
移動通信事業は前年同期比2.2%増の2兆6,160億韓国ウォン(約2,703億7,783万円)である。
全体の61.0%と過半を移動通信事業が占めているため、SK Telecomにとって移動通信事業が最大の事業となっている。
移動通信事業は韓国で移動体通信事業者として展開する携帯通信事業が中心となる。
携帯通信事業は米自治領北マリアナ諸島自治連邦区および米領グアムでも展開しており、米自治領北マリアナ諸島自治連邦区のPTI Pacificaに出資した。
PTI Pacificaに対するSK Telecomの持分比率は15%となっている。
なお、PTI PacificaはIT&Eの商標を使用して米自治領北マリアナ諸島自治連邦区および米領グアムで移動体通信事業者として携帯通信事業を行う。
2022年6月30日時点の事業データも公表している。
携帯通信サービスの加入件数は前年同期比2.9%増の3,255万9,000件となった。
加入件数を基準に韓国で最大手の移動体通信事業者となっている。
契約種別の内訳も公表しており、5Gは前年同期比51.8%増の1,168万2,000件で35.9%、LTEは前年同期比13.8%減の1,764万5,000件で55.2%を占めた。
5Gは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式、LTEはLTE方式と第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を韓国で利用できる回線を意味する。
2022年第2四半期の韓国ウォン(KRW)ベースのARPUは前年同期比0.7%増の30,656韓国ウォン(約3,168円)となった。
SK Telecomは移動通信事業など各事業が成長するよう努めると表明している。
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