クアルコム、Snapdragon 782G Mobile Platformを発表
- 2022年12月04日
- その他モバイル端末
米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologiesは携帯端末向けチップセット「Snapdragon 782G Mobile Platform」を発表した。
スマートフォンをはじめとするミッドレンジの携帯端末向けに開発したチップセットである。
製造プロセスは6nmプロセス技術を採用している。
CPUは64bitに対応したQualcomm Kryo CPUで、動作周波数は最大2.7GHzとなっている。
GPUはQualcomm Adreno GPUを搭載する。
ディスプレイのリフレッシュレートと解像度は最大144HzでFHD+となる。
カメラの画素数は3個の約2200万画素のトリプルカメラ、約3600万画素と約2200万画素のデュアルカメラ、約2億画素のシングルカメラに対応している。
Qualcomm FastConnect 6700を搭載しており、Bluetooth 5.2および無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz/6GHz)を利用できる。
通信モデムはSnapdragon X53 5G Modem-RF Systemを統合した。
通信方式はNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM方式に対応する。
第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成に対応したデュアルモード5Gとなる。
周波数はサブ6GHz帯(Sub6)を中心としたFR1およびミリ波(mmWave)を中心としたFR2で定義されたNR Bandに対応しており、FR1では帯域幅が最大120MHz幅で4×4 MIMO、FR2では帯域幅が最大400MHz幅で2×2 MIMOを実装できる。
なお、FR1では1搬送波あたりの帯域幅が最大100MHz幅であるため、キャリアアグリゲーション(CA)を適用して100MHz幅を超える帯域幅で同時通信することになる。
通信速度の理論値は下り最大3.7Gbps/上り最大1.6Gbpsとなっている。
Snapdragon 782G Mobile Platformを搭載した商用の携帯端末は携帯端末メーカーが順次発表する予定である。
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