UQコミュニケーションズ、5G SAを6月1日に商用化
- 2023年05月26日
- KDDI-総合
KDDIの連結子会社であるUQ Communicationsは5G SAを商用化すると発表した。
5G SAはスタンドアローン(SA)構成のNR方式に準拠した5Gサービスとなる。
NR方式は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式である。
NR方式を運用するための無線アクセスネットワーク(RAN)構成としてはNR方式が単独で動作するSA構成と第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されている。
UQ Communicationsでは5Gの導入当初はNSA構成のOption 3xで提供してきたが、新たにSA構成のOption 2も商用化することになった。
NSA構成のOption 3xはコアネットワークが4G向けのEPCで、アンカーバンドとして機能するLTE方式に常時接続が必須となっている。
SA構成のOption 2はコアネットワークが5G向けの5GCで、NR方式を単独で利用できる。
NSA構成のOption 3xでは広い帯域幅を利用した場合に超高速大容量(eMBB)を実現できるが、SA構成のOption 2では超高速大容量に加えて、将来的に同時多接続(mMTC)、低遅延高信頼(URLLC)、ネットワークスライシングなどの実現も可能となる。
5G SAの対応機種はNEC Platforms製のSpeed Wi-Fi 5G X12 NAR03および中国のZTE Corporation (中興通訊)製のSpeed Wi-Fi HOME 5G L13 ZTR02を用意する。
Speed Wi-Fi 5G X12 NAR03はモバイルルーターとして展開するモバイル無線LANルーターで、Speed Wi-Fi HOME 5G L13 ZTR02はホームルーターとして展開する据置型無線LANルーターである。
いずれもUQ CommunicationsではUQ WiMAXのラインナップで2023年6月1日に発売することが決定している。
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