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マレーシアのTelekom Malaysia、Maxisと通信設備共有や国内ローミングで合意



マレーシアのTelekom Malaysiaは同国のMaxisと通信設備の共有や国内ローミングで合意した。

Telekom Malaysiaの子会社でマレーシアの移動体通信事業者(MNO)であるTM Technology ServicesがMaxisの子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるMaxis Broadbandの通信設備を利用することになる。

通信設備の共有はマルチオペレータコアネットワーク(MOCN)を採用した。

Maxis Broadbandの無線アクセスネットワーク(RAN)にTM Technology Servicesのコアネットワークを接続する。

MOCNの対象のRANでは同一の中心周波数でMaxis Broadbandに加えてTM Technology Servicesの公衆陸上移動体通信番号(Public Land Mobile Network Number:PLMN番号)も報知することになる。

国内ローミングは第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式およびLTE方式が対象となっている。

Maxis Broadbandが開設した約6,800か所の4Gの基地局でRANの共有もしくは国内ローミング、約10,000か所の2Gの基地局で国内ローミングを行う。

TM Technology ServicesはMaxis Broadbandと協業することで、4Gの人口カバー率を95%に拡大できると説明している。

なお、TM Technology ServicesはマレーシアのCelcomDigiの子会社で同国の移動体通信事業者であるCelcomと2016年1月28日にGSM方式および第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式を対象に国内ローミングで合意に達した。

2019年2月21日にはCelcomとMOCNでLTE方式のRANを共有することでも合意していた。

TM Technology ServicesはCelcomと提携していたが、新たにMaxis Broadbandとも提携することになった。

マレーシアでは3Gを終了したため、同時に3Gの国内ローミングも終了しており、3Gは協業の対象にならない。

Celcomと締結した合意は満了次第終了してMaxis Broadbandに事実上移行することも考えられる。

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