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ジョージアのSilknetが5Gを商用化、ジョージア初の5Gに



ジョージアの移動体通信事業者(MNO)であるSilknetは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2023年12月15日より5Gの提供を開始している。

まずはジョージアの首都・トビリシ市の中心部が5Gのエリアとなる。

ジョージアでは同国の政府機関で電気通信分野の規制を司るジョージア国家通信委員会(Georgian National Communications Commission:ComCom)が2023年8月に初めて5G向け周波数の割当を実施した。

5G向け周波数の割当は700MHz帯、800MHz帯、1.8GHz帯、2.6GHz帯、3.5GHz帯を対象として周波数オークションの形式で行った。

1.8GHz帯および2.6GHz帯では公平な条件で仮想移動体通信事業者(MVNO)に卸提供する義務を加えた。

Silknetは仮想移動体通信事業者の参入を歓迎するが、商業的な協議を通じて合意した条件のもとで仮想移動体通信事業者の参入を歓迎すると主張して卸提供の義務には反対の立場である。

最終的には卸提供の義務には反対して参加を見送った。

そのため、Silknetは5G向け周波数を取得しておらず、既存の周波数を利用して5Gを商用化したことになる。

5Gの無線方式はNR方式を導入している。

サブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心とするFR1で定義されたNR Bandで運用していることになる。

基地局を構成する無線装置はジョージアの東西で異なり、東部ではスウェーデンのEricsson、西部では中国のHuawei Technologies (華為技術)を採用する。

トビリシ市は東部となるため、Ericssonのエリアとなる。

これまでに、ジョージアの移動体通信事業者は5Gを導入しておらず、Silknetがジョージアで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

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