マカオの携帯電話加入件数、2022年8月以来の減少に
- 2024年02月06日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における電気通信分野の統計資料を更新した。
毎月の電気通信分野の統計資料の更新に伴い2023年12月末時点の情報を掲載している。
事実上の2023年末時点の情報となる。
携帯通信サービスの加入件数は1,374,126件となった。
2023年11月までは2022年9月から15か月連続で増加していたが、2023年12月は2022年8月以来の減少に転じた。
マカオ特別行政区政府は四半期ごとにマカオ特別行政区の人口を公表しており、2023年9月末時点で約681,300人となっている。
加入件数と人口の集計時期は1四半期の開きがあるが、おおよそのマカオ特別行政区における携帯通信サービスの人口普及率は約201.7%となる。
加入件数は契約種別の内訳も開示している。
第3世代移動通信システム(3G)はポストペイド回線が19,533件、プリペイド回線が2,425件となった。
LTEはポストペイド回線が455,796件、プリペイド回線が223,004件となっている。
第5世代移動通信システム(5G)はポストペイド回線が525,120件、プリペイド回線が148,248件である。
3Gは21,958件で約1.6%、LTEは678,800件で約49.3%、5Gは673,368件で約49.0%を占める。
なお、四捨五入の関係で合計値は100%とはならないことに留意しておきたい。
2023年12月には3Gのポストペイド回線の加入件数が減少に転じてから初めて2万件、LTEの加入件数が減少に転じてから初めて70万件、LTEの占有率が減少に転じてから初めて50%を下回った。
3Gと5Gは通信の世代で、LTEは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるが、郵電局は免許の種別に基づく表記を採用するため、3G、LTE、5Gの表記となる。
統計資料ではマカオ特別行政区で携帯通信事業を行う4社の移動体通信事業者(MNO)が集計の対象である。
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