ノキア製の900MHz帯5G基地局が技適通過、ソフトバンク向け
- 2024年04月04日
- SoftBank-総合
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。
フィンランドのNokia Solutions and Networksの日本法人であるNokia Solutions and Networks Japanは2024年2月27日付けで一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELECOM ENGINEERING CENTER:TELEC)を通じて基地局「ASAHGA-120-B10」、「ASFHDB-120-B10」、「ASFXDB-160-B10」に係る電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。
いずれも特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の33に規定する特定無線設備であるため、FDD-5G-NR用基地局となる。
帯域幅は5MHz幅、10MHz幅、15MHz幅、周波数範囲は945~960MHzで動作する。
第5世代移動通信システム(5G)の無線方式はNR方式に対応しており、NR BandはFR1のn8として運用することになる。
SoftBank Corp.が割当を受けた900MHz帯で動作するため、SoftBank Corp.向けの基地局と分かる。
これまでに、SoftBank Corp.向けの900MHz帯の5Gの基地局としてはスウェーデンのEricsson製の基地局が工事設計認証を受けている。
しかし、Nokia Solutions and Networks製の基地局も工事設計認証を受けたため、Ericssonに加えてNokia Solutions and Networksも供給すると考えられる。
SoftBank Corp.は5Gでは基地局を構成する無線装置の主要なベンダとしてEricssonおよびNokia Solutions and Networksを採用しており、Nokia Solutions and Networksの無線装置を展開する地域で900MHz帯の5Gを整備する場合に活用することになる。
スポンサーリンク