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サムスン電子のソフトバンク向け5G基地局が新たに技適通過、900MHz帯や28GHz帯も対応



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。

韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製の基地局「SLS-BN01」が2024年4月18日付けで一般財団法人テレコムエンジニアリングセンター(TELECOM ENGINEERING CENTER:TELEC)を通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。

工事設計認証番号は001-A21149から001-A21153である。

Samsung Electronicsの基地局は汎用の型番で工事設計認証を受けるため、工事設計認証番号で機器を区別する。

001-A21149と001-A21150は特定無線設備の種別が証明規則第2条第11号の20に規定する特定無線設備で、LTE用基地局等となる。

中心周波数と帯域幅は947.8MHzで5MHz幅および955MHzで10MHz幅であるため、900MHz帯で動作する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式の基地局と分かる。

001-A21151と001-A21152は特定無線設備の種別が証明規則第2条第11号の33に規定する特定無線設備で、FDD-5G-NR用基地局となる。

中心周波数と帯域幅は947.8MHzで5MHz幅であるため、900MHz帯で動作する第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の基地局と分かる。

001-A21153は特定無線設備の種別が証明規則第2条第11号の31に規定する特定無線設備で、TD-5G-NR(準ミリ波帯)用基地局となる。

中心周波数と帯域幅は29150.64~29448.72MHzで100MHz幅であるため、28GHz帯で動作するNR方式の基地局と分かる。

いずれもSoftBank Corp.が割当を受けた周波数で動作することから、SoftBank Corp.向けに開発していると考えられる。

これまでに、Samsung Electronics製のSoftBank Corp.向け基地局としては3.4GHz帯の4G、700MHz帯、3.4GHz帯、3.5GHz帯、3.9GHz帯の5Gに対応した基地局が工事設計認証を受けたが、新たに900MHz帯の4G、900MHz帯と28GHz帯の5Gに対応した基地局も工事設計認証を受けたことになる。

総務省

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