楽天モバイルがプラチナバンドを利用開始、700MHz帯で4G LTEを商用化

Rakuten Mobile (楽天モバイル)は商用の携帯通信サービスで700MHz帯の利用を開始した。

2024年6月27日に商用の携帯通信サービスで700MHz帯の利用を開始したと案内している。

700MHz帯は帯域幅が3MHz幅*2で、無線方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式である。

そのため、Rakuten Mobileが移動体通信事業者(MNO)として基地局を開設して整備する楽天回線は700MHz帯および1.7GHz帯でLTE方式、3.7GHz帯および28GHz帯で第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を運用することになる。

バンド番号はLTE方式の700MHz帯がBand 28、1.7GHz帯がBand 3、NR方式の3.7GHz帯がFR1のn77、28GHz帯がFR2-1のn257となる。

700MHz帯でLTE方式を運用する基地局は2024年6月27日時点では東京都内に1局を開設しているという。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications：MIC)が開示した無線局免許の情報から東京都世田谷区に700MHz帯でLTE方式を運用する基地局が所在することが分かっている。

基地局を構成する700MHz帯のLTE方式に対応した無線装置のベンダはフィンランドのNokia Solutions and Networksである。

Rakuten Mobileは700MHz帯をプラチナバンドと呼称しており、カバレッジホールを優先してプラチナバンドの展開を順次拡大する予定と説明している。

楽天回線では初めて1GHz未満の周波数で携帯通信網を整備することになる。

コメントは受け付けていません。