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香港のサブGHz帯と2.3GHz帯の再割当、4社が申請



香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理局弁公室(Office of the Communications Authority:OFCA)は850MHz帯および900MHz帯と2.3GHz帯の無線周波数における公衆携帯通信役務を提供するための競売に係る申請者を公表した。

申請者は香港特別行政区のChina Mobile Hong Kong (中国移動香港:CMHK)、Hong Kong Telecommunications (HKT)、Hutchison Telephone (和記電話)、SmarTone Mobile Communications (数碼通電訊)である。

4社とも既存の香港特別行政区の移動体通信事業者となる。

850MHz帯および900MHz帯のサブGHz帯と2.3GHz帯は携帯通信サービスで利用しているが既存の割当は満期が近いため、周波数オークションで再割当を行う。

対象の帯域幅はサブGHz帯がそれぞれ5MHz幅*2、2.3GHz帯が90MHz幅となっている。

サブGHz帯は5MHz幅*2単位、2.3GHz帯は10MHz幅単位で割当する。

単一の事業体に周波数の過度な集中を防ぐために1の事業者が取得できる上限を設定しており、サブGHz帯では最大で1枠、2.3GHz帯は最大で5枠まで取得できる。

いずれの周波数も原則として香港特別行政区全土で利用を認める。

しかし、900MHz帯は一部を広深港高速鉄路のGSM-Rで利用しているため、GSM-Rを運用する特定のエリアでは利用できない。

周波数オークションは2024年11月25日に開催するため、関心を有する事業体は2024年9月19日もしくは2024年9月20日に申請書を提出するよう求めていた。

周波数の落札に成功した事業体には統合伝送者免許に基づき15年間の周波数の免許を付与する。

周波数の利用は第5世代移動通信システム(5G)に限定していないが、通訊事務管理局弁公室としては周波数の再割当で5Gの展開を加速できると期待感を示している。

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