マレーシアで5Gの単一卸売網を終了へ、デュアル5Gモデルに移行
- 2024年11月10日
- 海外携帯電話
マレーシア政府は第5世代移動通信システム(5G)の展開で単一卸売網を終了することになった。
マレーシア政府は5Gの展開で単一卸売網を採用したため、マレーシア政府が卸売専業の移動体通信事業者(MNO)を新設して既存の移動体通信事業者に5Gを卸提供している。
単一卸売網は単一の卸売専業の移動体通信事業者が既存の複数の移動体通信事業者に卸携帯通信サービスを提供する方式である。
英語ではSingle Wholesale Network (SWN)と呼称する。
マレーシアではDigital Nasionalが卸売専業の移動体通信事業者として唯一の5Gを構築しているが、マレーシア政府は単一卸売網からデュアル5Gモデルに移行することを決定した。
デュアル5Gモデルでは第2の5Gの構築を認める。
マレーシアの政府機関で電気通信分野などの規制を司るマレーシア通信マルチメディア委員会(Malaysian Communications and Multimedia Commission:MCMC)は既存の移動体通信事業者であるU Mobileを第2の5Gを構築する移動体通信事業者として選定しており、U Mobileが第2の5Gを構築することになった。
マレーシアではデュアル5Gモデルの導入に伴いDigital Nasionalはもはや単一卸売網ではなくなる予定である。
Digital Nasionalの5Gは単一卸売網としての位置付けは終了するが、卸売専業の移動体通信事業者として5Gの提供は継続することが決定している。
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