豪州で3G終了に伴い一部スマホで利用しづらい状況、NTTドコモが案内
NTT DOCOMOは国際ローミングのWORLD WINGに関して豪州(オーストラリア)では一部のスマートフォンで利用しづらい状況が発生していることを案内した。
豪州では第3世代移動通信システム(3G)の終了以降に一部のスマートフォンでローミングサービス全般を利用しづらい状況が発生しているという。
2024年10月28日をもって3Gを終了しており、2024年10月29日以降は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で音声通話を行うVoice over LTE (VoLTE)に非対応もしくは4Gの700MHz帯に非対応の携帯電話では利用できないとも付け加えている。
厳密には豪州ではWORLD WINGの対象となる移動体通信事業者(MNO)であるTelstraおよびOptus Mobileが2024年10月27日をもって3Gの提供を終了しており、2024年10月28日から3Gの停波を進めている。
これまでに、第2世代移動通信システム(2G)も終了しており、WORLD WINGではLTE方式に限り利用できる。
音声通話は完全にVoLTEを利用するため、VoLTEに対応したスマートフォンを含む携帯電話が必要となる。
TelstraおよびOptus Mobileは複数の周波数でLTE方式を運用しているが、カバレッジは700MHz帯で確保している。
そのため、700MHz帯以外の周波数では整備していないエリアも少なくない。
TelstraおよびOptus Mobileともに700MHz帯ではバンド番号をBand 28として運用する。
いずれも利用時には携帯電話がBand 28に対応していることを確認するよう求めている。
事実上、TelstraおよびOptus MobileではBand 28は必須の周波数となっている。
NTT DOCOMOのスマートフォンではTelstraもしくはOptus MobileのVoLTEやBand 28に対応していない機種も存在する。
TelstraもしくはOptus MobileのVoLTEやBand 28に対応していない機種ではWORLD WINGで利用しづらい状況が発生すると思われる。
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