台湾のWistron、iPhoneの製造から撤退
- 2024年12月06日
- Apple関連
台湾のWistron Corporation (緯創資通)は米国(アメリカ)のApple製が開発および販売するiPhoneの製造から撤退したことが分かった。
台湾の国家通訊伝播委員会(NATIONAL COMMUNICATIONS COMMISSION:NCC)の認証ではiPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxの製造を担当する工場を開示しているが、Wistron Corporationの関係会社の工場は含まれていない。
そのため、Wistron CorporationはiPhoneの製造から撤退したと考えられる。
なお、国家通訊伝播委員会が開示した工場にはインドのWistron Infocomm Manufacturing (India)が含まれるが、Wistron Infocomm Manufacturing (India)はWistron Corporationの関係会社ではない。
Wistron Corporationは過去にWistron Infocomm Manufacturing (India)に出資していたが、インドのTata SonsがWistron Infocomm Manufacturing (India)を完全子会社化したため、Wistron CorporationとWistron Infocomm Manufacturing (India)は資本関係を解消している。
国家通訊伝播委員会の認証では社名の変更を反映していないが、Wistron Infocomm Manufacturing (India)はWistron Corporationと資本関係を解消後に社名をTata Electronics Systems Solutionsに改めた。
Wistron Corporationはインドのほかに中国でも傘下の事業会社を通じてiPhoneを製造していた。
中国では同国のWistron InfoComm Manufacturing (Kunshan) (緯新資通(崑山))を通じてiPhoneを製造していたが、Wistron InfoComm Manufacturing (Kunshan)を中国のLuxshare Precision Industry (立訊精密工業)に売却した。
Wistron InfoComm Manufacturing (Kunshan)はWistron Corporationと資本関係を解消後に社名をLuxsan Precision iTech (Kunshan) (立臻科技(崑山))に改め、IiPhoneの製造を継続している。
Wistron Corporationは中国とインドともにiPhoneの製造を担当する工場を売却してiPhoneの製造から撤退したことになる。
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