ベトナムのViettel Telecom、5G基地局の主力ベンダにエリクソン
- 2024年10月07日
- 海外携帯電話
ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店で同国の移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは第5世代移動通信システム(5G)の基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)の主力のベンダとしてスウェーデンのEricssonを選定したことが分かった。
EricssonはViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupに対して全国的な5Gの展開のために無線装置を含めたRANの製品およびサービスを供給すると案内している。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel GroupはEricssonから調達したRANの製品をベトナムの首都・ハノイ市を含めたベトナムの北部と中部で配備する。
ベトナムの北部と中部では5Gの展開と同時に第4世代移動通信システム(4G)のRANの近代化もEricssonと進める。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは複数のベンダから5Gの展開のためにRANを調達するが、Ericssonは過半数の占有率を確保したと公表しており、Ericssonが主力のベンダとなる。
これまでに、フィンランドのNokia Solutions and NetworksもViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupに対して5Gの展開のためにRANの製品およびサービスを供給すると発表したが、対象の地域は22の第一級行政区にとどまる。
ベトナムには5の中央直属市と58の省、合計で63の第一級行政区が存在するため、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは5Gの展開のためにNokia Solutions and Networks以外のベンダも採用したことは容易に推測できた。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは5Gの展開のためにベトナムの北部と中部では主にEricsson、南部では主にNokia Solutions and Networksから調達したRANの製品を配備すると思われる。
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