NTTドコモがG+D MS製の一部SIMカードを交換へ、約93万枚が対象
- 2024年10月08日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは同社がドコモUIMカードとして提供するSIMカードの一部を正常品と交換すると発表した。
一部のドコモUIMカードでは製造工程で一部の処理の不足によって、将来的に不具合が発生して通信できない事象が発生する場合があるという。
対象のドコモUIMカードはドコモUIMカードVer.6で、詳細は2021年12月から2022年10月に製造したドコモUIMカードVer.6のうち製造番号がGD06から始まるドコモUIMカードの一部である。
ドコモUIMカードの製造番号は15桁で、ドコモUIMカードに印字されている。
製造番号の最初の2桁は製造元を示すメーカー略号であるため、GDから始まる製造番号はドイツのGiesecke+Devrient Mobile Security Germanyが製造したことが分かる。
なお、Giesecke+Devrient Mobile Security GermanyのSIMカードに係る事業は過去にドイツのGiesecke & Devrimentが担当していたが、Giesecke & Devrimentの持株会社化に合わせて社名をGiesecke+Devrientに変更するとともに、SIMカードに係る事業を完全子会社のGiesecke+Devrient Mobile Security Germanyに移管することで分社化した。
交換の対象となるドコモUIMカードを利用する加入者には正常品への交換に関する案内を2024年10月中旬以降から順次郵送する予定で、正常品との交換方法を個別に案内する。
正常品との交換は無償で対応するほか、NTT DOCOMOから郵送でドコモUIMカードの返却を求めることはない。
影響を受けるドコモUIMカードの数量は約93万枚である。
内訳はNTT DOCOMOではNTT Resonantから承継したOCN モバイル ONEの回線の約18万枚を含む約51万枚、NTT DOCOMOから卸提供を受ける仮想移動体通信事業者(MVNO)では約42万枚となっている。
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