マレーシアのMaxisがマレーシア政府の決定に公式声明、5G構築できず
- 2025年01月16日
- 海外携帯電話
マレーシアのMaxisは第2の第5世代移動通信システム(5G)を構築する移動体通信事業者(MNO)の選定結果に公式声明を発表した。
マレーシア政府は5Gの展開で単一卸売網を採用したため、マレーシア政府が卸売専業の移動体通信事業者として新規に設立したDigital Nasionalがマレーシアで唯一の5Gを構築している。
既存の移動体通信事業者は5Gを構築できず、Digital Nasionalから5Gの卸提供を受けている。
しかし、マレーシア政府は政策を転換して第2の5Gの構築を認めることになった。
そのため、マレーシアの政府機関で電気通信分野などの規制を司るマレーシア通信マルチメディア委員会(Malaysian Communications and Multimedia Commission:MCMC)が第2の5Gを構築する移動体通信事業者の選定を進めたが、Maxisは落選する結果に終わった。
Maxisは完全子会社でマレーシアの移動体通信事業者であるMaxis Broadbandを通じて携帯通信事業を展開しているが、Maxis Broadbandは引き続き5Gを構築できないことが確定した。
マレーシア通信マルチメディア委員会の決定を受けてMaxisは公式声明を発表しており、マレーシア通信マルチメディア委員会の決定の根拠の理解に努め、すべての関係者と協議のうえで選択を検討するという。
Maxisはマレーシアで設立したマレーシアの会社であり、マレーシア人が率い、株式の77%をマレーシア人が所有すると強調したうえで、提案には一流の資金調達、携帯通信網の構築と運用、携帯通信サービスの提供など約30年間の実績を凝縮したことも説明した。
マレーシア全土で基地局の開設および光ファイバの整備を進め、5Gの導入に準備できており、Maxisが選定された場合には携帯通信事業の知見を活かして迅速に5Gを展開できたと強調している。
スポンサーリンク