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iPad(A16)のWi-Fi + CellularモデルはiPad(第10世代)から6バンド追加、1バンド削除に



米国(アメリカ)のAppleはタブレット「iPad(A16)」を発表した。

iPad(A16)では携帯通信網に対応したWi-Fi + Cellularモデルと携帯通信網に対応していないWi-Fiモデルを用意する。

Wi-Fi + Cellularモデルの対応周波数は先代機種のiPad(第10世代)から変更が発生している。

日本向けWi-Fi + Cellularモデルの型番はiPad(A16)がA3355で、iPad(第10世代)がA2757である。

A3355ではA2757から第5世代移動通信システム(5G)のNR方式でn14、n26、n70、n75、n76、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式でB14を追加した。

6バンドを追加したことになるが、LTE方式でB46が削除された。

なお、n14およびB14は米国のFirstNetで導入したFDDの700MHz帯、n26は米国の移動体通信事業者(MNO)であるDISH Wirelessで導入したFDDの800MHz帯、n70はDISH Wirelessで導入したFDDの1.7GHz帯と2GHz帯のペアバンド、n75およびn76は欧州(ヨーロッパ)を中心に採用する下り専用の1.5GHz帯、B46はLicense Assisted Access (LAA)で利用するTDDの免許不要帯域(アンライセンスバンド)の5GHz帯となる。

参考までに、LAAは免許帯域(ライセンスバンド)で運用するLTE方式の補助として免許不要帯域で運用するLTE方式を利用する技術である。

免許帯域を優先の搬送波としてキャリアアグリゲーション(CA)を適用してB46を利用することになる。

日本国内では追加したバンドと削除したバンドともに導入していないが、将来的にはn26の導入が想定される。

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