iPhone 13シリーズも衛星直接通信に対応へ、ソフトウェアのアップデートで
- 2025年03月08日
- Apple関連

米国(アメリカ)のAppleが発売したiPhone 13シリーズのスマートフォンはサービスリンクに標準の携帯通信技術を用いた衛星と携帯端末の直接通信に対応することが分かった。
iPhone 13シリーズの各機種の型番が2025年3月7日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を再通過した。
詳細にはiPhone 13、iPhone 13 mini、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxの4機種で、それぞれ4型番が再認証を受けた。
いずれも再通過の理由はSCSの能力の追加と記載している。
ハードウェアの変更は行わず、ソフトウェアのアップデートを通じてSCSの能力を追加するという。
SCSはSupplemental Coverage from Spaceの略称である。
Supplemental Coverage from Spaceは宇宙から構築する補足のカバレッジを意味する。
標準の携帯通信技術を用いた衛星と携帯端末の直接通信のことと考えて問題ない。
iPhone 14シリーズ以降のiPhoneではOSのバージョンがiOS 18.3以降でSCSの機能を有効化したが、iPhone 13シリーズも将来的にソフトウェアのアップデートを通じて有効化することになる。
なお、SCSはiPhone 14シリーズ以降のiPhoneで実装した米国のGlobalstarが運用する独自規格の衛星と携帯端末の直接通信とは異なることに留意しておきたい。
日本ではKDDI CORPORATIONがSpaceXとして事業を行う米国のSpace Exploration Holdings、Rakuten Mobile (楽天モバイル)が米国のAST & Scienceと協力して提供する衛星と携帯端末の直接通信がSCSに該当する。
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