JTOWERが新型共用装置を初運用、安城市の商業施設で
- 2025年04月28日
- 携帯電話総合

JTOWERは新型の共用装置の運用を開始したと発表した。
JTOWERでは独自開発の共用装置を改良した新型の共用装置の開発を進めてきた。
2025年4月18日に開業した愛知県安城市に所在する商業施設である三井ショッピングパーク ららぽーと安城で初めて新型の共用装置の運用を開始したという。
三井ショッピングパーク ららぽーと安城では新型の共用装置の用いたインフラシェアリングで第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)の通信環境を整備している。
新型の共用装置は4Gの無線方式であるLTE方式および5Gの無線方式であるNR方式に対応する。
NR方式の周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心として定義されたFR1のNR Bandを利用できる。
従来の独自開発の共用装置と比較して約35%の消費電力の削減を実現している。
JTOWERでは技術開発部門を設置しており、移動体通信事業者(MNO)の要求品質を満たすよう共用装置の開発に取り組んできた。
新型の共用装置の導入時には移動体通信事業者と仕様検討や試験などを行い、高い通信品質を提供できるという。
インフラシェアリングの利用促進に向けた技術開発を継続するとともに、持続可能な社会の実現に貢献すると表明している。
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