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北朝鮮でMADE IN DPRKのタブレットAchim AC-01-191を購入、アナログTVを視聴可能



朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)を訪問し、首都・平壌市でAchim-Panda Computer Joint Venture Company (アチム・パンダ・コンピュータ合営会社/아침 판다콤퓨터합영회사)製のタブレット「Achim AC-01-191 (アチムAC-01-191/아침AC-01-191)」を購入した。

Achim-Panda Computer Joint Venture Companyは平壌市に本社を置く企業で、北朝鮮の政府機関である電子工業省(Ministry of Electronics Industry/전자공업성)と中国のPanda Electronics Group (熊猫電子集団)による共同出資で設立された。

これまでAchimシリーズのタブレットは複数のモデルが用意されているが、購入したモデルはAchimシリーズでは最新とのことである。

なお、北朝鮮ではAchim (アチム/아침)シリーズのほかにArirang (アリラン/아리랑)シリーズ、Myohyang (ミョヒャン/묘향)シリーズ、Samjiyon (サムジヨン/삼지연)シリーズなど複数の企業が様々なシリーズのタブレットを投入している。

Achimシリーズは北朝鮮国内の工場で組み立てを手掛けている模様で、北朝鮮の国営メディアである朝鮮中央通信社(Korean Central News Agency/조선중앙통신사:KCNA)がその様子を報道したことを把握していたため、今回はAchimシリーズを選択した。

北朝鮮国内の工場で組み立てていることをアピールするためか、化粧箱には朝鮮民主主義人民共和国製を意味するMADE IN D.P.R.Kと記載されている。

ディスプレイは複数のサイズが用意されており、またアナログTVに非対応のモデルも存在するが、大きいと持ち帰る際に邪魔になるため、小さいサイズでアナログTVに対応したモデルを選んだ。

価格は米ドル表示で90米ドルとなっていたが、人民元(CNY)での支払いを希望したため600人民元で購入した。

モバイルネットワークに非対応のタブレットは原則として購入しない方針を貫いていたが、MADE IN D.P.R.KとアナログTVに釣られて初めてモバイルネットワークに非対応のタブレットを買ってしまった。

購入後すぐに開封して平壌市内の複数の地点でアナログTVを試したところ、画質は悪いながらも問題なく視聴できた。

なお、OSにはAndroid 4.4.2 KitKat Versionを採用している。

ディスプレイは解像度が低くて視野角は狭いが、価格相応との印象を受けた。

付属品にはキーボード付きケースが含まれており、Micro USBケーブルで接続するとキーボードでタブレットを操作することが可能となる。

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キーボード付きケースを装着したAchim AC-01-191

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ホイップ式アンテナを伸ばして朝鮮中央テレビ(Korean Central Television/조선중앙텔레비죤:KCTV)を受信中のAchim AC-01-191

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Achim AC-01-191のリアパネルには朝鮮語で아침のロゴが入る

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Achim AC-01-191の化粧箱の右下にはMADE IN D.P.R.Kと印刷

北朝鮮でタブレットを購入することは初めてであるが、購入をサポートしてくれた北朝鮮の各関係者には感謝したい。

問い合わせなどがあれば、paopao0128[at]gmail.comまで気軽に連絡をいただければ幸いである。 ※ [at]は@に置き換え

その他、FacebookInstagramTwitterにおいても北朝鮮関連の情報や写真を公開しているので、気になれば目を通していただきたい。

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