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マレーシアのP1とYesがTD-LTEネットワークの運用を開始



マレーシアでWiMAXサービスを提供しているPacket One NetworksとYTL CommunicationsはTD-LTE方式のネットワークの運用を開始したことが分かった。

マレーシア国内ではネットワークを検索するとPLMN番号が502-152と502-153のネットワークを検出することが報告されている。

マレーシアの行政機関で電気通信事業を管轄するMalaysian Communications and Multimedia Commission (MCMC)はマレーシアにおけるPLMN番号の割当リストを公開しており、502-152はYTL Communications、502-153はPacket One Networksに該当する。

Packet One NetworksとYTL Communicationsはいずれも2.3GHz帯でWiMAXサービスを提供しており、Packet One NetworksはP1として、YTL CommunicationsはYesとして展開している。

両社とも2.3GHz帯の30MHz幅と2.6GHz帯の20MHz幅をTDDで保有しており、各社のLTEネットワークを検出したことで両社ともTD-LTE方式のネットワークを運用していると考えられる。

筆者はシンガポールを訪問した際に、マレーシア側から吹いてくる502-153を検出しており、Packet One NetworksがTD-LTE方式のネットワークの運用を開始していることを確認できた。

なお、YTL Communicationsが運用しているTD-LTE方式のネットワークはスレンバン、シャー・アラム、ダマンサラなどで検出が報告されている。

両社はこれまでにTD-LTE方式を導入する計画を表明しており、遠くない将来にTD-LTE方式によるサービスを開始する可能性がある。

Packet One NetworksはマレーシアのTelekom Malaysiaが筆頭株主となっており、株主構成と出資比率はTelekom Malaysiaが55.3%、マレーシアのGreen Packetが31.1%、韓国のSK Telecomが13.6%となる。

Telekom Malaysiaは自社ブランドでTMgoとしてFDD-LTE方式でLTEサービスを開始しており、一方でPacket One NetworksはTD-LTE方式でLTEサービスを開始する見込みで、Telekom MalaysiaによるPacket One Networksの扱いにも注目が集まっている。

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