ANA Cargoと日本航空がGalaxy Note7の貨物輸送を禁止
- 2016年09月16日
- Android関連
ANA Holdingsの全額出資子会社で貨物事業を手掛けるANA CargoおよびJapan Airlines (日本航空)は韓国のSamsung Electronicsが開発したスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」の貨物輸送を禁止すると発表した。
Samsung Galaxy Note7は電池の欠陥が原因の爆発事故が世界各地で相次いで発生し、Samsung Electronicsより販売停止およびリコールが発表されているが、ANA CargoはIATA (International Air Transport Association:国際航空運送協会)によるIATA危険物規則書 包装基準967に定められている通りにSamsung Galaxy Note7の航空輸送を禁止とし、Japan AirlinesはIATAおよびFAA (Federal Aviation Administration:連邦航空局)からの勧告を踏まえてSamsung Galaxy Note7の貨物受託を停止したと説明している。
参考までに、IATA危険物規則書 包装基準967には下記の通り定められている。
「単電池および組電池で、製造者によって安全上の理由で欠陥があると識別されているもの、または損傷しているもの、危険な熱、火災あるいは短絡を発生する可能性があるものは輸送が禁止される(例えば、安全上の理由で製造者に戻されるもの)。」
Samsung ElectronicsはSamsung Galaxy Note7に内蔵される電池に安全上の理由で欠陥があると認めており、電池の内部短絡による異常昇温や爆発が報告されているため、各社による貨物輸送の禁止は当然の判断と言える。
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