米国ではGalaxy Note7の返送は危険物専用箱を含む三重構造で梱包を指示、安全手袋も付属

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韓国のSamsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy Note7」の販売中止を決定し、一部の国と地域では返送キットを用いた返却および返金を実施している。

Samsung Galaxy Note7は相次ぐ爆発事故を受けて販売停止とリコールが決定したが、その後にリコール対象個体と交換した安全対策済み個体や韓国では販売再開後の個体も爆発しており、これを受けてSamsung Electronicsはすべての国と地域でSamsung Galaxy Note7の販売を中止することになった。

米国ではSamsung Galaxy Note7の利用者で返金を希望する場合、送付された返送キットを用いてSamsung Galaxy Note7を返送するよう案内しているが、厳重に梱包するよう指示していることが分かった。

返送キットには梱包方法を案内する紙を同梱しており、静電気対策用の静電防止袋でSamsung Galaxy Note7を包み、OEM Replacement Box、Inner Box、SP#16011 Recovery Boxの三重で梱包するよう説明している。

また、返送キットには安全手袋も含まれており、発送時は空輸せずに陸送するように求めている。

米国ではリコールの対象となるリチウム電池もしくはそれを含む製品は輸送が厳しく制限されているが、米国の政府機関である運輸省(Department of Transportation：DOT)はリコールの対象となるSamsung Galaxy Note7はSP#16011梱包材を利用して輸送することは特別に許可しており、返送キットはそれに従っていることが分かる。

SP#16011梱包材は主に危険物や有害物質の輸送に利用される梱包材で、米国政府はSamsung Galaxy Note7を危険物として認定している。

xda-developers

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