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サムスン電子がGalaxy Noteのブランド見直しを検討か、韓国メディアが報じる



韓国のSamsung Electronicsは同社が展開している「Galaxy Note」のブランドの見直しを検討していることが韓国メディアの報道で分かった。

Galaxy Noteシリーズではスマートフォンやタブレットを投入した実績があるが、主に大型のディスプレイを搭載してS Penに対したスマートフォンをGalaxy Noteシリーズとして展開し、毎年下半期のフラッグシップとして定着していた。

しかし、Samsung Galaxy Note7は相次ぐ爆発事故を受けて販売停止およびリコールが決定し、さらにリコール対象個体と交換した安全対策済み個体や販売再開後の個体も爆発事故が報告されており、Samsung Electronicsはすべての国と地域でSamsung Galaxy Note7の販売を中止した。

一部のメディアはSamsung Galaxy Note7の固有名詞を利用せず、発火スマホや爆発スマホなどと呼んでおり、それだけでも通じるほどで、Galaxy Noteのブランドには発火や爆発などの否定的なイメージが大きくなっている。

韓国メディアの報道によると、Samsung Electronicsの無線事業部は2017年下半期に投入を計画しているSamsung Galaxy Note7の後継となるスマートフォンでGalaxy Noteのブランドを継続するかどうか見直しに入ったという。

マーケティングチームを中心にGalaxy Noteに対する世間のブランドイメージを調査し、議論を進めていくとのことである。

Galaxy Noteシリーズのスマートフォンはファブレットと呼ばれる大型スマートフォンの市場を開拓し、さらにS Penでの操作など新たな使い方を提案した。

大型スマートフォンのペットネームにNoteをつける中国企業も多く、Galaxy Noteシリーズはペットネームをパクられるほど存在感を示して市場を牽引した。

なお、個人的にはペットネームをパクるようでは2流で、しかもペン操作なしに大型のディスプレイを搭載するだけでNoteを名乗るのはどうかと感じている。

大型スマートフォンの市場をリードしたGalaxy Noteシリーズであるが、Samsung Galaxy Note7が爆発事故を起こしてすべての国と地域で販売中止に追い込まれた状況で、世界的にGalaxy Noteのブランドイメージが悪化していることは確実である。

Samsung Electronicsの関係者は韓国メディアに対して「ブランドイメージを回復するための戦略が急務」としており、虹彩認証など革新的な機能を表象する新ブランドが必要との意見が出ていることを認め、Galaxy Noteのブランドの見直しを検討していること示唆したという。

ただ、韓国の専門家からはブランドの見直しよりSamsung Galaxy Note7の正確な発火原因の特定が最優先で、それをできなければSamsung Electronics製のスマートフォンそのものに不安な印象を与えるとの意見が出ている。

ヘラルド経済

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