韓国でGalaxy Note8の初日販売数はGalaxy Note7より少なく、違法な支援金も問題に
- 2017年09月18日
- Android関連
韓国のSamsung Electronicsはスマートフォン「Samsung Galaxy Note8」を2017年9月15日に世界各地で発売した。
韓国でも2017年9月15日にSamsung Galaxy Note8を発売したが、発売日の販売台数はSamsung Galaxy Note7より少ないことが分かった。
Samsung Galaxy Note7は予約台数が約40万台で、初日開通数は約28万台となり、予約台数における開通率は70%に達した。
一方、Samsung Galaxy Note8は予約台数が約85万台とSamsung Galaxy Noteシリーズでは歴代最高を記録したものの、初日開通数はSamsung Galaxy Note7より少ない約20万台で、予約台数における開通率は23%程度にとどまる。
初日開通数が少ない理由として、多数の空予約、支援金上限の廃止待ち、秋夕連休のセール待ち、他機種の検討などが挙げられる。
空予約については、併売店はすべての移動体通信事業者で予約を入れることも多く、すべての移動体通信事業者で予約を入れた結果、予約台数が膨らんだものの、結果的に開通数は少なくなったという。
これには、発売日における在庫を確保する狙いや、支援金など条件が最もよい移動体通信事業者を顧客に提示する狙いなどが考えられる。
支援金上限の廃止については、韓国では2017年9月末に支援金の上限が廃止されるため、それを待つ顧客も多いという。
支援金は公示支援金の上限が330,000韓国ウォン(約33,000円)、追加支援金が330,000韓国ウォンの15%で49,500韓国ウォン(約4,900円)、合計で379,500韓国ウォン(約37,000円)まで合法的に支給できる。
ただ、支援金上限の廃止が決定しているため、すでに併売店を含めた一部の販売店は先行して過剰な支援金を支給し、Samsung Galaxy Note8を30万韓国ウォン台(約3万円台)で売る販売店も存在した模様である。
Samsung Galaxy Note8は最安モデルの出庫価格が1,094,500韓国ウォン(約108,000円)であり、30万韓国ウォン台での販売は379,500韓国ウォンを超えた支援金を支給したことが分かる。
支援金上限の廃止が決定しているとはいえ、まだ支援金上限が法律で定められているため、違法な支援金を支給したことになる。
秋夕連休のセール待ちについては、韓国では2017年10月4日の中秋節の前後は連休となっている。
販売店が顧客獲得のために支援金の増額を競争し、高額な支援金を支給するセールが期待されている。
韓国では2017年9月下旬にLG V30およびLG V30+を発売し、さらに2017年10月以降にはApple iPhone 8やApple iPhone 8 Plusも発売される見込みで、他機種も検討するためにSamsung Galaxy Note8の発売日には開通数が少なかったとの見方がある。
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