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フィリピンのTransCoが中国電信との合弁に意欲



フィリピンの政府系企業であるNational Transmission Corporation (以下、TransCo)は中国のChina Telecom (中国電信)との合弁会社の設立に意欲的な姿勢を示したことがフィリピンメディアの報道で分かった。

これまでよりTransCoはフィリピンの電気通信分野に関心を示し、Globe TelecomやPLDTと競合する第3の携帯電話事業者として新規参入する狙いを示唆していた。

一方、フィリピン政府は中国政府に対して中国企業がフィリピンの電気通信分野に新規参入するよう提案しており、China Telecomが新規参入する見込みと伝えられている。

フィリピンの法制度では外国人投資家による電気通信事業者への出資比率は最大40%で、フィリピン企業が60%以上とする必要があるため、China Telecomが新規参入するのであればフィリピン企業と合弁会社を設立することになる。

このような背景を踏まえて、TransCoは「60%になることができる。提供できる設備も有する。」とChina Telecomとの合弁会社の設立に前向きと解釈できる姿勢を示した。

TransCoは鉄塔や光ファイバケーブルなど電気通信事業に必要な資産を保有しており、提供できる設備はこれらの資産を指すと思われる。

ただ、China Telecomの新規参入は公式に発表された情報ではなく、TranCoはChina Telecomとの交渉は開始していないという。

China Telecomの合弁相手としてはPhilippine Telegraph and Telephone Corporation (PT&T)なども候補とされている。

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