Vodafoneがカタールから撤退、Vodafone Qatarをカタール財団に売却へ
- 2018年02月27日
- 海外携帯電話
英国のVodafone Groupはカタールの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Qatarの株式をカタールのQatar Foundation (カタール財団)に売却すると発表した。
Vodafone Qatarの筆頭株主はVodafone GroupとQatar Foundationが出資するカタールのVodafone and Qatar Foundationで、Vodafone and Qatar Foundationへの出資比率はVodafone Groupが51%、Qatar Foundationが49%となっているが、Vodafone Groupは同社が保有するVodafone and Qatar Foundationの全株式をQatar Foundationに13億5,000万カタールリヤル(約397億円)で売却する。
Vodafone and Qatar FoundationによるVodafone Qatarへの出資比率は45%であるため、Vodafone Qatarへの出資比率はVodafone Groupが間接的に22.95%、Qatar Foundationが間接的に22.05%となっているが、取引完了後はQatar Foundationが45%となる。
なお、Vodafone Groupは全額出資子会社でオランダのVodafone Europeを通じてVodafone and Qatar Foundationに出資しており、Qatar Foundationはカタール政府が出資している。
取引が完了すればVodafone QatarとVodafone Groupの資本関係は解消となるが、Vodafone QatarとVodafone Groupが締結したブランドパートナーの契約に基いて、Vodafone QatarはVodafoneブランドを継続することが決まっている。
Vodafone Qatarは2008年6月にカタールで2番目となる移動体通信事業のライセンスを取得し、2009年7月に移動体通信サービスを商用化しており、Vodafone Groupは商用化から9年弱でカタールから撤退する見込み。
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