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韓国の携帯電話事業者がGalaxy S9シリーズの開通を開始、Galaxy S8シリーズには及ばず



韓国(南朝鮮)の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecom、KT、LG Uplus (LG U+)はSamsung Electronics (サムスン電子)製のスマートフォン「Samsung Galaxy S9 (SM-G960N)」および「Samsung Galaxy S9+ (SM-G965N)」の開通手続きを2018年3月9日より開始した。

開通件数は新規契約、機種変更、番号ポータビリティの手続きを受け付けた件数の総数を指しており、韓国では開通手続きが集中する初日と2日目の数値が市場動向の指標に利用されることが多い。

初日の開通件数は約26万件で、Samsung Galaxy S8 (SM-G950N)およびSamsung Galaxy S8+ (SM-G955N)の70%程度の水準にとどまり、期待に及ばない状況という。

Samsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+は高い性能に加えてまったく新しいデザインなどで注目を浴び、初日の開通件数は過去最高レベルに達した。

しかし、Samsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+は性能こそSamsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+より向上したものの、外観など一般消費者でも分かりやすい差別化要因が少なく、これが一般消費者の反応を鈍らせたとの見方がある。

韓国では市場動向の指標に番号ポータビリティの件数が単独で利用されることも多い。

Samsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+は初日の番号ポータビリティの件数が24,225件となり、Samsung Galaxy S8およびSamsung Galaxy S8+の46,380件、Samsung Galaxy Note8 (SM-N950N)の38,452件にも遠く及ばない。

通常はフラッグシップのスマートフォンは初日の番号ポータビリティの件数が3万件を超えるため、それを考慮するとSamsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+は消費者の反応が弱いと言える。

番号ポータビリティの純増減はKTが352件の純増、LG Uplusが225件の純増、SK Telecomが577件の純減となった。

なお、発売時点ではSamsung Galaxy S9およびSamsung Galaxy S9+におけるLTEサービスの通信速度はSK Telecomが下り最大1Gbps、LG Uplusが下り最大900Mbps、KTが下り最大700Mbpsとなる。


聯合ニュース

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