台湾の亞太電信が2017年通年の業績を発表
- 2018年04月01日
- 海外携帯電話
台湾のHon Hai Precision Industry (鴻海精密工業)の関連会社で台湾のAsia Pacific Telecom (亞太電信)は2017年通年の業績を発表した。
2017年通年の売上高は前年比3.2%減の137億749万8,000台湾ドル(約499億227万円)、株主に帰属する当期純損益は40億1,150万4,000台湾ドル(約146億392万円)の赤字となった。
Asia Pacific Telecomは2017年通年も赤字を記録したが、赤字幅は前年比21.8%の縮小を実現している。
ネットワーク関連で2017年の主な動向を取り上げると、2017年前半には900MHz帯でGSM方式の商用運用を開始、2017年10月には2.6GHz帯でTD-LTE方式の商用運用を開始、2017年11月に終了した周波数オークションでは周波数の落札を見送り、2017年12月31日にはCDMA2000方式による3Gサービスを終了した。
また、運用を終了済みで2018年に失効するCDMA2000方式の周波数を除くと、Asia Pacific Telecomが保有する周波数資産と取得方法、運用開始時期、満期は下記の通りである。
700MHz帯(10MHz幅*2):オークション、2014年12月に商用運用、2030年満期
2.6GHz帯(25MHz幅):オークション、2017年10月に商用運用、3033年満期
700MHz帯(5MHz幅*2):企業合併、2015年12月に事業継承、2030年満期
900MHz帯(10MHz幅*2):企業合併、2015年12月に事業継承、2030年満期
なお、企業合併はAsia Pacific Telecomを存続会社、AMBIT Microsystems (國碁電子)を消滅会社とする吸収合併方式で、Asia Pacific TelecomはAMBIT Microsystemsの資産を取得した。
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