英国の5G/4G向け周波数オークションが終了、4社が落札に成功
- 2018年04月06日
- 海外携帯電話
英国の政府機関で電気通信分野などを管轄する通信庁(Office of Communications:Ofcom)は2018年3月下旬より実施した周波数オークションの結果を発表した。
周波数オークションにはAirspan Spectrum Holdings、EE、Hutchison 3G UK、Telefonica UK、Vodafoneの5社が参加し、対象の周波数は2.3GHz帯と3.5GHz帯である。
対象の周波数範囲は2.3GHz帯が2350.0~2390.0 MHzの40MHz幅、3.5GHz帯が3410.0~3480.0 MHzと3500.0~3580.0 MHzの150MHz幅で、1ロットは2.3GHz帯が10MHz幅、3.5GHz帯が5MHz幅となっている。
なお、2.3GHz帯は割当が完了後すぐに第4世代移動通信システム(4G)で利用可能となり、3.5GHz帯は第5世代移動通信システム(5G)での利用を想定している。
周波数オークションの結果は下記の通りで、取得したロット数と落札額を記載する。
– Airspan Spectrum Holdings
2.3GHz:0ロット
3.5GHz:0ロット
– EE
2.3GHz:0ロット
3.5GHz:8ロット、302,592,000英ポンド(約454億円)
– Hutchison 3G UK
2.3GHz:0ロット
3.5GHz:4ロット、151,296,000英ポンド(約227億円)
– Telefonica UK
2.3GHz:4ロット、205,896,000英ポンド(約309億円)
3.5GHz:8ロット、317,720,000英ポンド(約477億円)
– Vodafone
2.3GHz:0ロット
3.5GHz:10ロット、378,240,000英ポンド(約568億円)
既存の移動体通信事業者(MNO)は4社とも周波数の落札に成功したが、新規参入を計画したAirspan Spectrum Holdingsは周波数の獲得に失敗した。
なお、通信庁はConnexinに周波数オークションへの参加を認めたが、Connexinは周波数オークションの開始前に参加を辞退している。
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