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タイの携帯電話事業者dtacが1.8GHz帯のLTEを終了へ



タイの移動体通信事業者(MNO)でdtacブランドを展開するTotal Access Communicationは同社および同社の子会社が1.8GHz帯の周波数オークションに参加しないと発表した。

快適な移動体通信サービスを提供できる帯域幅を十分に確保済みであることを理由に、1.8GHz帯の周波数オークションは参加を見送ると説明している。

タイには5社の移動体通信事業者(MNO)のグループが存在するが、そのうち大手3社で加入件数あたりの帯域幅を算出すると、Total Access Communicationは2.75MHz/百万件、そのほかはAdvanced Info Service (AIS)が1.37MHz/百万件、True Corporationが1.99MHz/百万件となり、Total Access Communicationはこれを根拠に十分な帯域幅を確保済みと主張する。

Total Access Communicationはタイの移動体通信事業者であるCAT Telecomとの借用契約で1.8GHz帯を利用しているが、2018年に借用契約の満期を迎えるため、1.8GHz帯の周波数オークションを通じて再割当先を決める。

したがって、Total Access Communicationは1.8GHz帯を失うことになり、FDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)およびGSM方式の1.8GHz帯は運用を終えなければならない。

1.8GHz帯の運用を終了する具体的な日程は改めて発表する予定である。

タイでは同国の政府機関で電気通信分野の規制を担う国家放送通信委員会(National Broadcasting Telecommunications Commission:NBTC)が2018年8月4日に1.8GHz帯の周波数オークションを実施する。

True Corporationも1.8GHz帯の周波数オークションには参加しないと発表している。

dtac

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