ウクライナの携帯電話事業者VF Ukraineが4G LTEで1.8GHz帯を利用開始
- 2018年07月14日
- 海外携帯電話
ウクライナの移動体通信事業者(MNO)であるVF Ukraineは4Gとして提供するLTEサービスで1.8GHz帯の利用を開始した。
LTEサービスの開始当初、周波数はFDD-LTE方式の2.6GHz帯(Band 3)のみを利用していたが、新たにFDD-LTE方式の1.8GHz帯(Band 3)も利用している。
2018年7月1日よりLTEサービスで1.8GHz帯を利用しており、1.8GHz帯でLTEサービスのエリアの拡大を本格化する計画である。
ウクライナでは2018年に2.6GHz帯と1.8GHz帯の周波数オークションが開催された。
VF Ukraineは両方の周波数で落札に成功し、当初より2.6GHz帯と1.8GHz帯でLTEサービスを提供することが決まっていたが、周波数オークションの開催は2.6GHz帯が先で、ライセンスの正式な交付も2.6GHz帯が先であるため、2.6GHz帯で先行してLTEサービスを商用化した経緯がある。
なお、VF UkraineはロシアのMobile TeleSystems (MTS)の全額出資子会社である。
旧社名はMTS Ukraineで、長らくブランド名をMTSとして展開していた。
ロシアが国際的にはウクライナの領土として認識されるクリミア半島を併合したことなどで、ウクライナでは反露感情が高まり、ロシア色を一掃するために社名をVF Ukraineに変更し、ブランド名はVodafoneに変更した。
英国のVodafone Groupとはブランドライセンス契約の締結のみで、資本関係はないため注意しておきたい。
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