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韓国の携帯電話事業者3社が5Gの同時商用化で合意、同日の同時刻に5Gを開始へ



韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecom、KT、LG Uplus (LG U+)は第5世代移動通信システム(5G)を同時に商用化することで合意したことが分かった。

韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)と移動体通信事業者各社の幹部が韓国の首都・ソウル特別市に位置するヨイド・パーク・センター・ソウル・マリオット・エグゼクティブ・アパートメントで協議を実施したという。

協議には科学技術情報通信部から長官、SK Telecomから社長、KTから会長、LG Uplusから副会長が出席し、科学技術情報通信部の主導のもと5Gを同時に商用化することで合意に達した。

韓国ではLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーション(CA)やそれの高度化技術、256QAM、LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)などを世界で初めて商用化したが、競合他社の商用化を認めずに時間差で世界初の商用化を主張するなど、韓国国内で世界初の熾烈な競争が繰り広げられていた。

過度な世界初の競争や競合他社を認めない姿勢には疑問の声も出ていた。

5Gの商用化には莫大な投資が必要となるが、韓国政府の政策に沿って5Gの世界初の商用化を確実に実現するため、5Gの商用化では移動体通信事業者各社が手を取り合う。

韓国政府としては5Gの世界市場で主導権を握る狙いがあり、Korea 5G Dayとして韓国の移動体通信事業者が共同で世界初の5Gの商用化を実現する必要があるとの見解である。

SK Telecom、KT、LG Uplusはすでに周波数オークションを通じて5Gの周波数を取得しており、5Gの通信方式としてはNR方式を導入する予定で、通信機器ベンダの選定、ネットワークの構築、スマートフォンの開発や調達などすべてのスケジュールで歩幅を合わせ、2019年3月の同日の同時刻に5Gを一斉に商用化することになる。

また、韓国では多方面から中国企業の5Gの通信設備は採用しないよう求める意見が出ており、特に中国のHuawei Technologies (華為技術)に対しては厳しい目が向けられている。

科学技術情報通信部の長官は政府高官として中国政府への配慮もあると思われるが、Huawei Technologiesを排斥しない立場を明確化し、通信機器ベンダの選定は移動体通信事業者の権利として移動体通信事業者の責任と判断に委ねる方針を示した。

ただ、KTは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が主導し、ほかの韓国の中小企業とも協力して韓国の企業によって5Gを商用化する必要があると主張している。

科学技術情報通信部

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