スペインで5G向け周波数オークションが終了、3社が落札に成功
- 2018年07月28日
- 海外携帯電話
スペインの政府機関である経済企業省(Ministry of Economy and Business)が開催した第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数オークションが2018年7月25日に完了した。
周波数オークションでは5G向けに3.5GHz帯の割当を実施し、1社が取得できる帯域幅の上限は120MHz幅に設定された。
Grupo MASMOVIL、Orange Espagne、Telefonica Moviles Espana、Vodafone Espanaの4社が参加を申請し、2018年7月18日より入札を開始していた。
周波数オークションの結果は、Orange Espagneが132,044,533.56ユーロ(約171億円)で60MHz幅、Telefonica Moviles Espanaが107,462,458.60ユーロ(約139億円)で50MHz幅、Vodafone Espanaが198,141,528.48ユーロ(約256億円)で90MHz幅の落札に成功した。
対象となる200MHz幅すべてが落札されており、合計落札額は437,648,520.64ユーロ(約566億円)となった。
Grupo MASMOVILは3.5GHz帯の40MHz幅を保有するNEUTRA NETWORK SERVICES、3.5GHz帯の40MHz幅を保有するEurona Wireless Telecomを相次いで買収し、3.5GHz帯の80MHz幅を確保できたことから、周波数オークションでは落札を見送った。
Grupo MASMOVIL、Orange Espagne、Telefonica Moviles Espana、Vodafone Espanaはいずれも5Gの通信方式としてはNR方式を導入する見込みで、対象の3.5GHz帯はNR Bandのn77またはn78に該当するが、n78で5Gを商用化する可能性が高い。
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