香港向けSony Xperia XZ3の対応周波数が判明、LAAにも対応
- 2018年09月04日
- Android関連
Sonyの全額出資子会社であるSony Mobile Communicationsはスマートフォン「Sony Xperia XZ3」の詳細なスペックを香港特別行政区向けに公開した。
香港特別行政区向けのSony Xperia XZ3の通信方式および対応周波数が判明しており、FDD-LTE 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2)/ 1800(B3)/1700(B4/B66)/1500(B32)/ 900(B8)/850(B5)/800(B19/B20/B26)/ 700(B12/B13/B17/B28/B29) MHz, TD-LTE U-NII(B46)/2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/1700(IV)/ 900(VIII)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応することが分かった。
LTE DL Category 18およびLTE UL Category 13に対応しており、通信速度は下り最大1.2Gbps/上り最大150Mbpsとなる。
下りはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した5コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)、256QAM、4×4 MIMO、上りはCAおよび64QAMを利用できる。
TD-LTE U-NII (B46)はアンライセンスバンド(非免許帯域)でLTE通信を利用する技術のLAA (Licensed Assisted Access)である。
アンライセンスバンドでLTE通信を利用する技術としてはLAAのほかにLTE-U (LTE-Unlicensed)やMulteFireも挙げられるが、MulteFireはアンライセンスバンドのみでLTE通信を利用する。
LAAおよびLTE-Uはライセンスバンド(免許帯域)におけるLTE通信の補助としてアンライセンスバンドを利用し、ライセンスバンドとアンライセンスバンドのアグリゲーションで活用する技術となる。
なお、LAAにはLBT機能があり、LTE-UにはLBT機能がなく、LBT機能の有無がLAAとLTE-Uの主要な違いのひとつである。
香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)としてはSmarTone Mobile Communications (数碼通電訊)がLAAを商用化しており、Sony Xperia XZ3ではSmarTone Mobile CommunicationsでLAAを使える可能性が高い。
また、LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)にも対応する。
SIMカードはデュアルSIMで、2個のNano SIM (4FFサイズ)のSIMカードスロットを備える。
香港特別行政区における発売日や価格などは改めて案内する予定である。
Sony Mobile (Hong Kong S.A.R., PRC)
■関連記事
香港の携帯電話事業者SmarToneがLAAを商用化、下り最大1Gbpsに
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。