サウジアラビアのSaudi Telecom Companyが2018年Q3の業績を発表
- 2018年10月25日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)であるSaudi Telecom Company (STC)は2018年第3四半期の業績を発表した。
2018年第3四半期の連結売上高は前年同期比5.6%増の133億3,300万サウジアラビアリヤル(約3,991億円)、営業利益は前年同期比11.3%増の32億3,600万サウジアラビアリヤル(約969億円)、税およびザカート引き後当期純利益は前年同期比2.9%増の26億4,300万サウジアラビアリヤル(約791億円)となった。
また、2018年9月30日に終了した9ヶ月間の連結売上高は前年同期比1.9%増の389億200万サウジアラビアリヤル(約1兆1,647億円)、営業利益は前年同期比8.2%増の87億6,900万サウジアラビアリヤル(約2,625億円)、税およびザカート引き後当期純利益は前年同期比2.9%増の76億7,400万サウジアラビアリヤル(約2,298億円)となった。
前年同期比で増収増益を達成したことになる。
Saudi Telecom Companyはサウジアラビアの政府系企業で、筆頭株主はサウジアラビアの政府系ファンドであるPublic Investment Fund (PIF)となり、Public Investment Fundによる持分比率は70%となっている。
Public Investment FundにとってSaudi Telecom Companyへの投資規模はSaudi Basic Industries Corporation (SABIC)とSoftBank Vision Fundに次いで3番目に大きい規模である。
なお、Saudi Telecom CompanyはPublic Investment Fundが主催したFuture Investment Initiative 2018 (FII 2018)に戦略パートナーとして参加しており、デジタル化、スマートシティ、クラウド、IoT、第5世代移動通信システム(5G)の導入に向けて重要なステップを踏み出し、サウジアラビア政府が掲げる経済改革戦略のサウジ・ビジョン2030に沿って将来の電気通信分野と情報通信技術インフラストラクチャの開発で主導的な役割を果たすため、改革と継続的な投資を行うと宣言した。
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