韓国のKT powertelがVoLTE対応トランシーバRADGER Sを発表
- 2018年11月16日
- Android関連
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるKTの関連会社で韓国のKT powertelはHytera Communications (海能達通信)製のFDD-LTE/W-CDMA/GSM端末「RADGER S」を発表した。
プッシュ・ツー・トーク(PTT)に対応したハンディ型のIP無線機である。
OSにはAndroid 8.1 Oreo Versionを採用している。
チップセットは64bit対応のQualcomm Snapdragon 450 Mobile Platform (SDM450)となる。
CPUはオクタコアで動作周波数は最大1.8GHzとなっている。
ディスプレイは約5.0インチの液晶を搭載する。
カメラはリアに約1300万画素CMOSイメージセンサ、フロントに約800万画素CMOSイメージセンサを備える。
通信方式はFDD-LTE/W-CDMA/GSM方式に対応している。
LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用できる。
Bluetooth 4.1や無線LAN IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)にも対応する。
システムメモリの容量は3GBで、内蔵ストレージの容量は32GBである。
IP68に準拠した防水性能や防塵性能に加えて、米国の政府機関である国防総省(Department of Defense:DoD)が制定したMIL-STD-810Gに準拠した高耐久性能も備える。
電池パックの容量は4000mAhとなっている。
ハードウェアの開発と製造は中国のHytera Communicationsが担当する。
KT powertelがKTのネットワークを利用して提供するIP無線サービスを利用できる。
これまで、KT powertelが提供するハンディ型のIP無線機はストレート式でテンキーを搭載もしくは折り畳み式でテンキーを搭載していたが、RADGER Sは一般的なスマートフォンと同様にフルタッチパネル式となる。
一般的なスマートフォンと同様にAndroid向けのアプリケーションも使える。
京畿道消防災難本部は業務の効率性を高めるため、400台のRADGER Sを2018年11月中に導入することが決まっている。
出庫価格は550,000韓国ウォン(約55,000円)に設定されている。
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